母親として出来ること。
2021年4月2日(金)
おはようございます、マヨです。
体調はだいぶ回復傾向で、誘発物質に触れると咳は出ますが、夜寝れるというのは大きな改善です。
みんなが新年度で頑張ってる中、長いお休みを頂いてしまい居たたまれない思いが強いですが、ありがたく使わせていただこうと割り切ってます。
幸い、慣らし保育や入学式などで業務整理していたのが功を奏しました。
さて、昨日から新年度開始。
長男は学童スタート、妹ちゃんは転園先での保育スタートでした。
6歳半と2歳11ヶ月。
正直心配していたのは妹ちゃんの方でした。
しかし各々のお迎えを行き、その様子から長男の心労が大きいことが明確。
妹ちゃんのように思い切り泣いて、思い切り抱っこせがんで、自分の納得がいかないならそのまま言葉にできる、その幼さと真っすぐさは強みなんですね…
2歳といえど、3歳目前。
自分の意思と環境の変化をそれなりに理解し、迎えに行った直後から上手に説明してました。
担任の先生にも「今日は早お迎えだからお昼寝しない」と説明し、「ご飯お手伝いして」とせがんで食べさせてもらったようです。
とはいえ、いつもお代わりまでする食欲が半分残すという珍しい事態もあり。
妹ちゃんなりに、慣れない環境でのストレスは大きかったようです。
久々に夜泣きもして、「ママー」とうなされてました。
初日、お疲れ様。ありがとう。その気持ちでいっぱいです。
今日はお昼寝まで挑戦予定。うまく寝られるとよいのですが。
一方の長男。
言葉も遊びも一人前で、なんとかなるだろうと思っていました。
が、お迎えに行くと保育園のときはにこにこ駆け出し、駐車場を走り回る長男が、笑顔ひとつなく、無言。
泣くわけでも、抱っこをせがむわけでもなく、もじもじ。
こりゃ大変だったな…と悟れるくらい、疲労が全身から滲み出てました。
保育園のように連絡帳があるわけでもなく、先生方が詳細な状況を教えてくださるわけでもなく。
いやはや、妹ちゃんの環境以上に慣れるのに苦戦しそうだと痛感。
帰りの車に乗って「どうだった?」と聞くと「疲れた…」と。
「お友達できた?」には首を振り、「ママはすぐにお友達できた?」と問われる展開。
「ママも同じ保育園の子と同じ学童には行けなかったら、すぐにはできなかったよ」と説明。
名前を紹介しあう場もなく、〇〇する時間という先生主体の活動もないため、グループに入るのも難しったようです。
大好きなレゴもあったけれど人が多すぎて出来なかったと話し、得意なけん玉もやってみたけれど、一緒にやる人がいたわけではなく…
何をしたか問うと教えてくれたものの、その反応が保育園の頃のそれとは違い、思うようにいかない…という気持ちがひしひしと伝わってきました。
同じ園にいた6年間というのは、同じクラスのみんなが知り合いで、新年度で入ってくるお友達は下の学年。
教えてあげる立場と教わる立場が違うこと、知らないお友達の輪に入っていかなくてはならないこと、幼いなりにあまりの状況の違いに戸惑ったのだと思います。
人見知りが幼い頃から強い長男。
それは年齢とは関係なく、これからも付き合っていくものだと痛感しました。
新しい環境になる、そして親元離れてその環境に入っていかなくてはならない。
その初めての壁に長男は向かい合ってるんだなと思いました。
正直私は新しい環境にわくわくするタイプで、気になった人がいるとすぐに話しかけてしまうタイプです。
グループに所属するのは好きではないため、グループができていてもその中で気になる人に話しかける方。
そのため長男のその心労が計り知れず…親って無力だ…と思いました。
一方の旦那は父親が転勤族で小学校も中学校も数回転勤をしており、一匹狼でもいっか的なタイプ。
あまり溶け込もうとしない性格で、マイペースです。
(空気を読まないともいう…)
そんな旦那ですが新しい環境への不安はよくわかるようで、長男にあれこれ聞くことなく、「ま、ゆっくり慣れていけばいいさ」と声をかけていました。
そしていつもの遊びをしながら次第に長男が笑顔になる姿を見て、私は安心しました。
夕飯時、お弁当の話をすると入っていたおかずをしっかり覚えてくれていて、美味しかったよの一言。
母ちゃんは嬉しかった…そして思ったんです。
新しい環境に送り出すとき、できることってこれかなと。
いつもと変わらない味を用意して送り出す、迎える。
お弁当があるなら好きなものを入れて送り出す。
お腹すいた!美味しい!その食欲が満たされると元気が出る。
どんなに辛くても悲しくても、人はお腹が空くっていう事実をこの長い人生で幾度となく経験してきました。
食欲が満たされれば心が満たされる。
心が満たされれば元気が出る。
昨日の夕飯は息子と娘が好きなアジフライにアサリと新キャベツのベーコン蒸し。
食卓に並べたときに見せた笑顔。頬張るときに見せた笑顔。
2人共いい顔して、完食。
普段は夕飯後に決して食べないクッキーとジュースの力も借りて(笑)
2人共夕飯後はすっかりいつものペース。
ほっとしました。
大きくなって親元離れていく子ども達にできる応援はこれしかない、そう思った1日。
母親が、私の高校時代反抗的で大して親とも話そうしなかった中でも来る日も来る日もお弁当を作ってくれてたことを思い出しました。
子どもの成長に伴い、親としてできることが少なくなっていく現実を目の当たりにしたようで、少し寂しさを感じた年度はじめとなりました。
本日もお付き合い頂き、ありがとうございました。
いつぞやの長男と妹ちゃんのツーショット。
こんな風に遊ぶのも後どのくらいなんでしょう…