喘息と肉芽腫性乳腺炎。2021.03.31追記あり
2021年3月30日(火)
おはようございます、マヨです。
今年度も残り2日。
明後日から長男は学童、妹ちゃんは転園というのに、
正直未だピンときてません。
不安よりどうにかなるさ的な部分が多いです。
さて、本日は私の体調のことを少し。
20代後半から咳喘息という診断がつきました。
咳が風邪をひいた後に残存し、ヒューヒューする喘鳴がないものの、喘息治療が功を奏すというものです。
その頃から定期吸入薬をしてましたが、30代で一時的に内服・吸入薬中断していても状態は落ち着いていました。
が、第一子(長男)出産後から再び調子を崩し、喘息治療開始。
咳喘息という呼称は今でこそ通じるようになってきましたが、医師の中ではあまり浸透しておらず、
咳はひどそうだけど、喘鳴がないからそこまでじゃないねと軽視されてしまうことが多いという現実。
そうこうしているうちにこじらせてしまい、咳をする度に気管の炎症が悪化し、結果ステロイドの点滴が必要になったりします。
長男産休明けて復職し、その後転職した直後の喘息については、こちらの記事をどうぞ。
ameblo.jp
この頃、仕事のストレスが誘因と呼吸器内科の医師にもいわれておりましたが…
第二子出産後のさらなる悪化により、私の喘息の誘発物質が揮発性物質であることが判明します。
これは職場に行くストレスが誘因だったわけではなく、オペ室勤務だった私の職場で飛散していた電気メスの煙や濃度の濃い消毒薬のせいだったということです。
揮発性物質って、日常生活の中でもたくさんあって、気道が過敏になっている発作前後は、いつでもどこでも発作スイッチが入ります。
タバコの煙、整髪料、香水、柔軟剤…
香りがつく物は本当に敏感で、通勤電車が一番辛いです。
それでも発作が起きてこじらせても、点滴を1回してステロイドの内服にスライドすれば、嘘みたいに改善していたんです。
発作が起きる時期は、一般的な喘息と同じ。
季節の変わり目、梅雨や台風の時期の気圧が不安定なとき、風邪をひいてしまったとき、花粉症シーズン。
年2~3回、ひどいときは4回の発作を起こしながら、今に至ります。
ですが、去年、咳とは別に、「肉芽腫性乳腺炎」というものになりまして…
授乳期の高熱を伴うあの激痛の乳腺炎とは異なり、発熱を伴わない乳腺炎です。
詳細な原因は不明のようですが、私は乳腺炎直後に断乳をし、断乳後1年経過してから発症しました。
発症2~3ヶ月前から排卵期あたりになると乳房に疼痛を伴うしこりを自覚。
発症時期には激痛で発熱なし。
しこりは明らかに大きくなっており、乳がんを疑うも疼痛あるしな…と受診を後回しにしてました。
とはいえ、我慢も限界で開業医の乳腺外科を受診。
MMG(マンモグラフィー)までして、乳がんは否定して頂き、乳腺炎の診断で母乳外来を受診。
乳房X線検査 (マンモグラフィ) | 国立がん研究センター 中央病院
しかし、助産師さんに一般的な乳腺炎とは違うといわれ、再度総合病院の乳腺外科を受診。
エコーをしてもらい、肉芽腫性乳腺炎疑いとのことで針生検実施。ドレーンを挿入して帰宅しました。
1週間ドレーンを留置するも廃液は十分に行えず、腫瘤も小さくならず。
次に痛みが出たら手術でとるしかないかなといわれるも納得いかず。
セカンドオピニオン受診。
診断は同じでしたが、腫瘤を放置せずにステロイドの内服でたたけるとのこと。
さらにMMT(マンモト―ム)で精密検査兼ねて、腫瘤部分を切除できるとのことで実施。
一般的に乳がんの検査目的に組織の一部をとるものですが、組織診が可能な上、針も太いので実施した直後は腫瘤が明らかに小さくなりました。
検査の上、改めて「肉芽腫性乳腺炎」との診断で、ステロイド5mg×3錠の常用内服をスタートしました。
ステロイドの常用は臨床にいた身なので、非常にリスクがあることを痛感しています。
とはいえ、大きくなった腫瘤を放置するのも抵抗あり。
迷った末にセカンドオピニオンでお世話になった先生に任せることにしました。
副作用予防に対してはあまりカバーしてくれない医師だったので、
喘息で長年お世話になっている呼吸器内科の先生に採血などしてもらい、
ステロイド常用による副作用フォローをお願いしています。
常用量が多かったことで、喘息発作を起こすことなく経過していたというのも事実です。
ですが、腫瘤が小さくなり、ステロイド常用量を減量し、今は1錠。
そこに花粉症と風邪が重なってしまい、久々に発作が再燃。
ステロイド常用により、点滴が効きづらいかもといわれて投与するも、やはり改善しきれず。(常用量にもよるかもしれませんが、私の場合はこの量と時期なら問題なかったようです。)
結果、今回は4回点滴をすることとなりました。
(この4回の点滴がかかりつけの病院だったので、いつもの量と思いこんでいたら、発作時の点滴で私が使用していた量の半分でした。)
が、点滴の度に咳がひどくなっているように感じるという事実。
(半量だったために、炎症が強くなっている気管を抑えきれなかっただけという事実)
痰まで絡み始め、なんだかいつもと違う…
(痰が出てきたのは炎症が改善している証と解釈してよかったようです。)
私の喘息はNSAIDsといわれる市販薬にも含まれる薬でも誘発されるアスピリン喘息です。
その喘息に使ってはならないステロイドというのがあるそうで…
どうやら今回の点滴はその薬を使用していたようです。
呼吸器専門ではない夜間救急医のもと投与されていたので、気づかれなかったみたいです。。
そして肝心の自分も知らなかったという事実。
臨床にいた身でお恥ずかしい限り。。。
(アスピリン喘息疑いだが断言できる状態ではないとのこと。今回使用しているものは過去にも投与しており、アスピリン喘息と確定している場合は使用しないもの。とのことでした。)
点滴し、内服にスライドしても夜間横になれず、ソファのクッションでヘッドアップして寝ております。
今日呼吸器内科の医師に相談し、今後の方針を決めてくるとします。
(昨日の受診にて再度いつもの発作時の点滴を投与後、投与最中から嘘のように会話ができるようになりました。そして夜間も1週間ぶりに普通の枕で寝ることができました。)
呼吸器も乳腺も、いずれも信頼できる医師との出会いは重要ですね。
相談しやすさ、知識提供のわかりやすさ。
患者さんが我慢をするというのは間違ってます。
自分の思いをしっかり相談できる病院、医師を探すこと、お勧めします。
本日もお付き合い頂きありがとうございました。